こんにちは、Shioriです。
いつも買い物をするショッピングモールのは映画館が入っていて、12月公開になった映画で見たいものがたくさんあり、チェックしていました。
冬休みにはい離、もう見る機会もないだろうなと思っていたら、夫から「子どもと2人で遊びたいから映画見てきたら?」と素敵な提案をしてくれました!
ということで子どもの公園タイムの朝一に映画館に行ってきました!
時間的に見れるもので観たかったのが「屋根裏のラジャー」
スタジオポノック3作目ですね。「スタジオポノック」は、2013年に宮崎監督が長編アニメ制作から引退宣言した後、手描きアニメのこだわりを引き継ごうと2015年に設立されたアニメスタジオで、ジブリを離れたアニメーターやスタッフたちが中心となって活躍している会社です。第1作の「メアリと魔法の花」はジブリのオマージュも多く、今までの感謝の気持ちと新しい道を歩んでいく決意が感じられる作品でした。今回の作品も予告から面白そうで楽しみにしていたのですが、娘はまだ怖がりそうな内容だったのでおひとりさまで行ってきました!
屋根裏のラジャー
彼の名はラジャー。世界の誰にも、その姿は見えない。なぜなら、ラジャーは愛をなくした少女の想像のともだち、イマジナリ。しかし、イマジナリには運命があった。人間に忘れられると、消えていく。しついのラジャーがたどり着いたのは、かつて人間に忘れ去られた想像たちが身を寄せ合って暮らす「イマジナリの街」だった。
もうこの設定だけでワクワクしてきますね。
イマジナリの世界、なんでもありの世界、子どもの世界。
序盤は屋根裏部屋で冒険しつつ、イマジナリのラジャーが世界観を丁寧に説明してくれます。なので違和感なくスムーズに世界に入ることができました。
ラジャーを作り出した女の子アマンダはシングルマザーのリジーと二人暮らし。リジーにはラジャーの姿が見えないため、アマンダの話を心からは信じず、遊びとして話を合わせている感じ。どうやら父親は亡くなってしまったらしく、その悲しみからイマジナリが生まれたようでした。
そこに忍び寄る怪しいお爺さん、ミスター・バンティング。真っ黒な髪に真っ白な肌、真っ黒な目をした女の子を連れています。実はこのミスター・バンティングはイマジナリ食べて何年も何十年も生き続けているというのです。
そのミスター・バンティングたちに目をつけられ、しつこく追い回されるラジャーたち。アマンダは恐怖から母親のリジーのもとに駆け寄ろうとしますが、車とぶつかり意識不明で病院に運ばれてしまいます。
大人が見てもちょっと怖いシーンが続きました。これは子どもと見なくて正解だと確信。娘ときていたら泣き叫んで退場だったでしょう。
アマンダの意識が戻らないことで消えかけるラジャー。そこに不思議な案内人の猫が現れ、イマジナリの街へと連れて行ってくれるのです。
ここからラジャーの冒険が始まります。
イマジナリたちが集まるのが「図書館」というのが納得でした。本は想像の宝庫だから、イマジナリには居心地が良いようです。
どのシーンも子どもってこう見えているのかも、こう考えているのかも、自分だったら、親だったらとさまざまな想像をしながら見ていました。
あと観せ方がうまい!ここはやはりジブリでアニーメーターをやっていただけあると感じたところですが、「イマジナリ」という空想のものと現実の切り替えがスムーズで、図書館にいけば本当にいるんじゃないか、子どものあの行動はイマジナリが関わっていたのではないかと思うほどです。
最後のシーンは涙無しでは見られませんでした。
しかし少し残念だったのが、主要キャラ以外のキャラクターの背景があまり説明されなかったこと。きっとミスター・バンティングにもそうならざるを得なかった事情があったっぽいのですが、走馬灯のように数枚の絵がパラパラ流れておしまい。ここがもう少し深堀りしてくれたらもっと感情移入できて、感動したのかな?と思いました。
まあここはスタジオポノックさんのこだわりなのかな?悪者は悪者のまま終わる。メアリもそうだったので、背景を説明しないのには何か訳があるのかな。
まだまだ駆け出しのアニメ会社、最初はなかなか集客に苦戦しているようですが、楽しみにしているのでぜひ次回作もよろしくお願いします!
今年もあと二日。
まずは続けることを目標にやってきました!みなさんのおかげで達成できそうで嬉しいです。
来年はブログの勉強もどんどんしていって、内容やアクセス数を強化していきたいと思います!
みなさん、良いお年をお過ごしください。
では、また。