こんにちは、Shioriです。
海のはじまり、とうとう終わりましたね
最終回前の11話は観た後の心が本当に重くて…
すぐには言葉が出ないほどでしたが、最終回見終わった後は「良かったね」と思わず呟いてしまっていました。
「いいドラマだった」でも、「もう一回みたい」でもなく、「良かったね」
完全にドラマの中の人たちを応援している気持ちでした
もはやドラマではなく、身近な、誰かの人生でした
その感想があるだけでこのドラマは大成功と言っていいのではないでしょうか
最終回は前回の重さがブラフだったのか、今までの夏くんとは打って変わって「人に頼る」ことを覚え、終始明るい雰囲気で進んでいきました
本当に良かった
学んでた
「こういう時は甘えよう」と言ったときに自分の実家に頼むのかな?と思いきや、家に来たのは津野くん、弥生ちゃん、大和の異色なチーム
なぜ!!!!
思わず笑ってしまいましたが、「実家にはできるだけ頼らない」のは水季と同じだなと
2人で海を歩いているシーンも水季と同じだったのでそこの周到なのだと思いました
そして!ずっと意味がわからなかった水季のはは朱音の言動
「そりゃぁ、意地悪するわよ」
「意地悪してごめんね」
これが全てだったんですよね
朱音にとっては可愛い可愛い娘のいわば人生を狂わせた相手なんだろうなと
しかも面識がなかったのだとしたら、たとえ水季が勝手に産むと決めたのだとしても意地悪せずにはいられなかったのでしょう
そして、夏くんの父親の姿に安心できたところでの謝罪だったのでしょう
あのイライラですら脚本家;生方美久さんの手のひらの上
津野くんもそう
終始、なつくんに対して敵対心を見せてなんでそんな言い方するの?!と思っていましたが、最後の方は
はぁ〜、津野くんいい男
となっていました
まぁ〜た、踊らされていました!
もう天晴れです!
弥生さんも最後は幸せそうに描かれていて安心しました
何が幸せかは私が決める
その通りですよね
本当、その通り
水季の言動に対してSNS上では結構悪い意見も見られましたが、私はこのドラマの中では唯一嫌な感情が湧かなかったキャラクターでした
まず、1人で産むことにした経緯もわかる
子どもは2人いないとできないけれど、夏くんのことを考えた結果、堕ろすと決めた
でも命を感じて産みたくなった
1人で育てることになったけど、最後まで責任を持って育てるつもりだった
けれど病気になって最後までは無理になった
だったら周りに託すしかない
弥生さんへの手紙も、夏くんへの手紙も、水季は思いやりをもっての行動だったと思います
何よりも「海ちゃんのため」
自分がいなくなった後も幸せになってもらうため
水季の行動は一貫してそこでした
夏くんや弥生さんへの手紙だって、本人たちが海ちゃんと関わらないと決めたら読まれなかったものです
まぁ、そしたら物語も始まらないのですけれど
「海はどこから始まっているかわかりますか」
「始まりは曖昧で終わりはきっとない」
「始まりはいなかった夏くんがいつの間にか海のパパになり、今そこにいない私はいなくなっても海のママ」
これがこのドラマの全てです
いつの間にか始まった親、終わりはなくいつまでも子どもの親
4歳の娘がいる私はこれを痛感しています
いつの間にか親っぽいような振る舞いをして、様々な葛藤をしながら過ごしています
娘が大きくなってもいつまでも子どもは子ども
親になっても私はいつまでもお母さんの子ども
そうやって生きていくんですよね
途中、苦しくなる場面は何度もありましたが、最後まで見て良かったです
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました
では、また。