Shioriのボーナスタイム

育児がひと段落した主婦が隙間時間に好きなことを綴ってます

日本アカデミー賞のスピーチについて

みなさん日本アカデミー賞はご覧になられましたか?その中でも最優秀助演女優賞に輝いた安藤サクラさんの第46回日本アカデミー賞の授賞式でのスピーチは、多くの人々の心に響いたことでしょう。特に、子育て中のママとして、私も共感する点が多くありました。

安藤サクラさんは裏表のない素敵な女優さんで、人間味があふれています。彼女の演技は、細かな仕草や動作、言動など、日常生活の中で普通に見られるものばかりであり、その演技に共感する人も多いのではないでしょうか。私も、彼女の演技に感銘を受け、大好きな女優さんの一人です。

その安藤サクラさんがスピーチで「子育てと撮影の両立は今のところ上手く出来ない」と言い切ったことには、とても救われた気持ちがありました。子育てや仕事、家事など、多くのことを同時にこなすことは本当に難しいですし、完璧にできるわけがありません。私は仕事をしていませんが、それでもいっぱいいっぱいになります。夫や周りの方の協力があり、なんとかやっていける感じです。そんな自分に引け目を感じる日もありました。仕事をしていない身としては、育児を仕事のように捉えてしまい、うまく出来ない、理想としていた育児ができていないことが申し訳なかったのです。娘にとっていい生活ができているのだろうか。これで正しいのだろうか。そんな気持ちが渦巻いていました。やる気の出ない日は、一日中篭りっきりの日もあります。テレビだって見せています。安藤サクラさんが大女優であっても、「うまくできない」そう言い切ってくれたことで、できなくてもいいんだ、そう思わせてくれました。表に出る立場で、あんな大舞台でそう発言してくれたことがすごいことだと思います。自分の負い目に感じていること、特に育児のことを発言するのは相当勇気のいることだったと思います。彼女も言っていたように、育児は全力でなければならない。でも365日24時間全力でいるのって無理です。無理だってことをありのままに受け止め、その中でできる最大限をやればいいのではないか?そんな気持ちになりました。

 

最後に、安藤サクラさんが「辞めないで続けること」の大切さを強調していました。子育てと仕事のバランスが取れない現代社会において、辞めてしまうことも考えられますが、安藤サクラさんの言葉を聞いて、やはり続けることが大切なのだと改めて気づかされました。育児は結果が見えません。見えてはいけないものだと思います。子どもを一人の人として尊重し、育てていく。それが大事なんだと思います。結果より経過。継続していくこと。それが難しいんですけどね。

 

終わりのない育児ですが、私なりに楽しめたらと思います。だってその方が絶対幸せだと、それだけは分かるから!今日は暖かいので公園に行こうかな。桜の蕾が膨らみ出したでしょうか?春を楽しんできます!